「頭金なしでの家購入って、やっぱり後悔するの…?」
「頭金なしで家買った人っていないの?」
「育休中でも、ちゃんと返済できるの?」
住宅購入を検討するとき、こんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。日々、金利上昇がニュースになっている中、フルローンでの住宅購入には不安を感じますよね。
この記事を書いている筆者、りの夫婦は、2024年に頭金ゼロ(フルローン)で住宅ローンを借り入れました。物件は築35年の中古マンション+リノベーション(72㎡)。
返済開始直後から妻が育休に入り、約1年半の育休期間を経験した今だからこそ語れるリアルな話をお届けします。
結論から言うと、我が家は頭金ゼロ(フルローン)でも大きな後悔はしていません。
ただし、実際に1年以上返済してみて、「ここは想定よりしんどい」と感じたポイントが2つあります。良い点も悪い点も、実際の数字を交えながらお伝えします。
私たちの適用金利もぶっちゃけて公開しています
- 結論:頭金なしでも大きな後悔はなし。ただし「金利上昇」と「返済負担」は想定よりしんどい
- 後悔していない理由:借入額を抑えた(年収の約6倍)+売れる家を選んだ
- 想定外のメリット:手元資金が育休中の安心材料になった
りの夫婦
- 夫・妻・1歳児の3人家族(2025年1月出産)
- 2025年1月にペアローン×変動金利で住宅ローンを借り入れ
- 頭金ゼロ・世帯年収の約6倍で築35年72㎡を購入+フルリノベ
- 借入直後に育休へ → 収入が下がる中で1年以上返済を継続中
我が家の住宅ローン基本情報


| ローン返済スタート月 | 2025年1月 |
| 借入期間 | 35年 |
| 借入方法 | ペアローン(物件+リノベで計4本) |
| 借入額 | 世帯年収の約6倍 |
| 金利タイプ | 変動金利 |
| 借入時の金利 | 0.27% |
| 現在の適用金利 | 0.6% |
| 頭金 | 0円(フルローン) |
| 物件 | 築35年・中古マンション(72㎡)+リノベーション |
| 依頼先 | リノべる。(ワンストップ型リノベーション会社) |
最初は超低金利だったのですが、借りて1年後くらいからぐんぐん上がり始めました…笑
頭金なしの住宅ローンを「少し後悔しているかも」と思う2つのこと


① 金利上昇が不安
借入時は0.27%だった変動金利が、現在は0.6%まで上昇しています。まだ低水準ではあるものの、「このまま上がり続けたらどうなる?」という不安は正直あります。
仮に6,500万円・35年で借り入れた場合、金利が上昇したときの月額返済額の変化は以下の通りです。
| 金利 | 月額返済額 | 現在(0.6%)との差 |
|---|---|---|
| 0.6%(現在) | 171,619円 | — |
| 1.0% | 183,486円 | +11,867円 |
| 1.5% | 199,020円 | +27,401円 |
| 2.0% | 215,321円 | +43,702円 |
※6,500万円・35年(420回)・元利均等返済での試算。実際の返済額は借入金額・返済方式・金融機関によって異なります。
金利が仮に1.4%上がると、月の支払いは約4.4万円増えます。この程度の上昇であれば我が家でも対応できる範囲ではありますが、支出が増えるかもしれないストレスは想像以上です。
気にし過ぎても仕方ないですが…変動金利を選んだ宿命ですね。笑
② 月々の返済負担がそこそこ重い
借入額は世帯年収の約6倍に抑えています。一般的には無理のない水準とされますが、それでも実際は「軽いとは言えない」負担感です。
妻の育休中も夫婦それぞれNISAの積立を継続しながらの返済だったこともあり、キャッシュフロー的に「まあまあ重たいな」と感じる月もありました。
頭金をある程度入れていれば、毎月の返済額が少し抑えられたかな…と思う気持ちは正直あります。
【実体験】育休中のローン返済はどうだった?


結論、大きく貯金を切り崩すことなく乗り越えられました。理由は以下の2つです。
- 借入額を抑えていた(年収の約6倍)
- 頭金を入れないことで、手元資金を残していた
特に「いざとなれば使える現金がある」安心感は、育休中には想像以上に大きかったです。そう言った面では、頭金を入れなかったことも精神的な支えになっていた可能性はあります。
キャッシュフロー的には余裕ではありませんでしたが、生活防衛費を崩すことなく乗り切れました!
育休中のローン返済や家計については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
頭金なしに大きな後悔をしていない理由3選


後悔している点を書きましたが、トータルで見ると、あくまで現時点では「頭金なしでも問題なかった」と思っています。その理由を3つお伝えします。
理由① 借りすぎなかったから破綻リスクが低い
世帯年収の約6倍という借入額は、一般的に「無理のない水準」とされる5〜6倍の範囲内。返済が破綻するリスクを低く抑えながら、住宅購入を実現できました。
また、予算内で都心アクセスの良いエリアに72㎡の家を持てたのは、「築35年の中古マンション+リノベーション」という選択をしたからです。同じエリアの新築には到底手が届きませんでした。
築35年と聞くと「古い!」と思うかもしれないですが、配管まで全て交換し、リノベ後は快適な住まいになりました。


理由② 「何かあったら売れる家」を選んだ安心感がある
頭金なしでフルローンを組む場合、最も怖いのは「返済が苦しくなること」です。でも私たちが踏み切れた理由の一つは、「いざとなれば売れる家」を選んだからです。
リノベる。のサポートを受けながら、立地・利便性・将来の売却可能性を意識した物件選びをしました。「資産性」という観点を持って家を選べたことで、頭金なしのリスクを軽減できたと感じています。
実際に査定に出した結果はこちらの記事で紹介しています。
頭金を入れていなくても、売れる家を持っているという事実が最大の保険になっていると思っています。



でも「売れる家」って、具体的にどうやって選べばいいの?
これが素人だけだと難しくて…。リノべる。のコンサルタントが物件選びから資金計画まで一緒に考えてくれるので、私たちはその伴走のおかげで踏み切れた部分が大きいです。
\ 買っていい中古マンションの選び方がわかる /
理由③ 手元資金を守れたから、育休中の精神的余裕につながった
頭金を入れていたら毎月の返済が少し楽になっていたのは事実です。でも、それ以上に「育休中に一定の資金が手元にある」という精神的安心感の価値は大きかったです。
育休中は収入が下がり、ローンを返済し続けられるか不安もありました。そのとき「いざとなれば使える現金がある」という状態は、数字以上の安心感がありました。これは頭金なしを選んだことで得られた、予想外のメリットでした。
- 借りすぎなかった(年収6倍以内)
- 売れる家を選んだ
- 手元資金を守れた
頭金なしで後悔する人の特徴【失敗パターンを押さえておく】


「頭金なしにして後悔した」という声がある一方で、「全然後悔していない」という人もいます。この違いはシンプルで、条件が揃っているかどうかです。
私自身の経験と、リノベる。のコンサルタントに聞いた話をもとに、後悔しやすい人のパターンをまとめます。
❶ 借りすぎる(世帯年収の7倍超)
フルローンは「頭金がない分、借入額が増える」構造です。年収に対して無理な金額を借りると、金利が少し上がっただけで家計が一気に苦しくなります。目安は世帯年収の5〜6倍以内。7倍を超えてくると返済リスクが一気に上がります。
❷ 手元資金がほぼゼロ
生活費防衛費(生活費6ヶ月分)がない状態で頭金なしで家を買うのは危険です。育休・転職・病気など、収入が一時的に落ちるタイミングに対応できず、資金ショートに陥る可能性があります。
最低でも生活費6ヶ月分は確保しておくことをおすすめします。
❸ 「売れない家」を買ってしまう
頭金なしで怖いのは、売却時にオーバーローン(売値<残債)になることです。資産性の低いエリア・物件を選ぶと、いざというときに売れず、身動きが取れなくなります。立地や管理などの「売れる条件」を意識した物件選びが重要です。
❹ 変動金利の仕組みを理解していない
変動金利を選ぶなら、金利が上がったときの返済額シミュレーションを必ず行いましょう。「今は低いから変動にした」という状態でフルローンを組むのは危険です。1〜2%になったとき月々いくら増えるか、数字で把握してから決断することがおすすめです。
\物件価格などを入力すると、住宅ローンの毎月支払い目安を自動計算できます/
住宅ローン「実際の毎月支払い」シミュレーター
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現実的に支払っていけるかを確認しましょう!
頭金ゼロはやめた方がいい?|チェックリストで確認


「頭金なしにしていいの?」と迷っている方のために、「頭金ゼロはやめた方がいいケース」のチェックリストを作りました。1つでも当てはまるなら、慎重に検討することをおすすめします。
- 借入額が世帯年収の7倍を超える
- ローン後の手元資金が生活費6ヶ月分未満になる
- 育休・転職などで一時的に収入が減る見込みがあるのに資金計画ができていない
- 金利が1.5〜2%になった場合の返済額シミュレーションをしたことがない
- 購入物件が資産性の低いエリア(郊外の需要が薄いエリアなど)にある
逆に、以下をすべて満たしているなら頭金なしは戦略的な選択になります。
- 借入額が世帯年収の6倍以内に収まる
- ローン借入後も生活費6ヶ月分以上の手元資金がある
- NISAなど金利を上回る運用先に手元資金を回せる
- 資産性のある物件(立地・需要のあるエリア)を選んでいる
もしも今当時に戻ったら、頭金を入れる?


結論から言うと、我が家なら今でも頭金は入れません。現時点ではNISAの運用が好調で、住宅ローンの金利(0.6%)よりNISAの利回りが上回っている状態が続いているためです。
ただし、加えて以下の条件が揃っている場合に限ります。
- 借入額が世帯年収の6倍以内
- 生活費6ヶ月分以上の手元資金がある
- 資産性のある物件を選んでいる
この3つが揃っているなら、頭金を入れるよりも手元資金を残した方が合理的だと考えています。
一方で、どれか1つでも欠けている場合は、頭金を入れるか、そもそも購入自体を見直した方が安全です。
判断軸が複雑で困る場合は、まずプロへの相談が一番です。
まとめ|頭金なしで後悔しないためには「借入額と家選び」が全て
1年以上経った今の正直な気持ちをまとめると、「頭金なし×変動金利」という選択は、後悔していません。でも正解だったかどうかは、まだ35年ローンが始まったばかりなので分かりません。
ただ、頭金なしで後悔しないために大切だと実感していることは3つあります。
- 借りすぎない(世帯年収の5〜6倍以内を目安に)
- 資産性のある家を選ぶ(いざとなれば売れる家を買う)
- 手元資金を確保しておく(特に育休・転職などのライフイベントに備えて)
私たちの場合、リノべる。に相談したことで「資産性のある家選び」のハードルを大幅に下げられました。物件選びから資金計画まで一緒に考えてくれるので、「頭金なしでどこまで買えるか不安」という方も相談しやすいと思います。
この記事が、頭金なしでの購入を検討している方の少しでも参考になれば嬉しいです。
\ 頭金なしで買えるか、まずプロに相談してみる /
本記事のシミュレーションは参考値であり、実際の返済額は借入金額・返済方式・金融機関によって異なります。住宅ローンの借入に際しては必ず金融機関・ファイナンシャルプランナーにご相談ください。









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